ある独身サラリーマンの土曜日の朝/はじめ
 
飯にお茶漬けの素をかけて冷凍庫でキンキンに冷えた2リットルの烏龍茶をぶっかけたお茶漬けを置いて食べた リモコンでテレビを付けて今日の天気をぼんやりと見ながらカップラーメンの麺を啜り お茶漬けをかき込み 胡瓜の浅漬けをバリボリと噛んだ
 時刻は7時17分を示していた 僕はスエットパンツを履いて眠ることにした 食器を片付け 歯を磨いて ようやくベッドに転がり込んだ 外は青い空がにこやかに笑っている 雀も元気に鳴いている 僕は外の空気を感じた 朝の匂い 僕は目を閉じてニンマリと笑って天井をちらっと見て深い しかし短い休日の眠りに就いた
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