瑠璃色苺大革命/あおば
 
          2007/04/29


ぎんだら ぎんだら
ステップ踏んで歩く道
緑の風が吹いてきて
天然孤児の頬なぜる

イチゴミルクの配達に
岡を登った林の影に
太った駱駝が繋がれて
街への配達請け負った

お日様傾き澤風吹いて
一本橋からミルクが逃げる
タナゴの親子が寄ってきて
逃げるミルクを追いかけた

配達済ました天然孤児は
緑の衣を脱ぎ捨てて
夕日に染まる雲に乗り
み空をめざして一直線


戻る   Point(4)