(未詩) (無題) (苺)/新宮栞
 








(高架下で)
雨が静止する、ノイズは、
細かい
画家は絵を描き、___
作曲科は音符を記し、___
詩人は、川岸、
意味を、安楽死させる___










(真昼のカーテンごしに)
テーブルクロスが繰り返す、机上で、湿度が高い、グラスに湧く水、
の中の、あめ玉、溶けてゆく、いちごの赤み、が、
唇を欲しがるの お年頃なの
冷えてる___です

テーブルクロスの繰り返す、
机上の、読書会で、カミサマたち、押印し、
宣言する、   「永遠を創造する権利を、我は放棄する」
ことを宣言して、その間、テーブル上の反復の
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