また来週/ヨルノテガム
 
ながら、
テレビが笑いながら、
揉みながら 引っ張りながら 抱きながら、
目をつぶりながら、チャンネルを替えながら、
何時間でも
まつ毛の横顔を時たま見ながら、
他愛無い感想を漏らしながら、

まったく笑いながら

それでも
休息のすべり台はどこか別々へと
落ちてゆく

キミとボクは
本当に大切な自己表現を
お互いまだ隠し合っていたから

平目になってた











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