かけら/Sky
桜の花びら舞い散る 春の
冷たい雨空のした
叫ぶ声はどこへこだまする
言葉に出来ない 胸の内の
想いあふれて 流れ落ちる涙
どこから来て どこへ行くの
母親の胎内を這うような
生温かさに 足をとられながら
頼りなく進む わが道を
誰も知らない 何も分からない この先で
一体何が見付かると言うの
もっと もっと 天高く手を伸ばし
愛だけが救える いくつもの
沢山のかけらを 信じて
いのちの輝きを 信じて
雨上がりの束の間の青空へ
向かって 越えて 祈るよ
戻る 編 削 Point(5)