留鞠來/
天風澪
その大きな手が
わたしを包んでくれる(まるで鳳の羽のごとく)
その優しい瞳が
わたしを見守ってくれる(まるで凪の樹のごとく)
こんなわたしを
愛してくれる貴方に
精一杯のお返し
「お帰りなさい」 とあなたを受け入れるわたし
そう、何れの日にか
貴方の還るべき場所(遥かなる故郷より広く)
そう、何れの日より
わたしの辿り着く場所(豊かなる大地より温かく)
どうか、わたしはそうありたい。
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