しかばねのやま/
構造
こころみはおのれの独行にはつねにあてはまらぬものである。とは申しても
性愛の甘美を高らかに語る人間はその実己の貪欲と軽薄を聖性に転化するだけの
俗物の中でもっとも軽蔑に値するものとしか思えぬのである。
かの瞬間に屈辱と虚脱を覆い隠す答えが見つからぬのならばまずは己を呪うこと
からはじめることだ。屍海の沼に漬かりながら悟性を騙る者共を更にしずめ
尊厳のない状態から語らせろ。
まずは貴様ら笑みを浮かべる前にその指を局所に当ててから読み返せ。
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