君に触れたくて/はじめ
た記憶の幻想は捨てられることで効力を無くす 何もなくなる 僕は現実世界で何もかも新しく始めないといけない
でもそうすべきであると思った 玩具屋は僕の中にしか無いし君は僕の中にしかいない 僕が一歩踏み出せばほら 町が目の前に見えてくるし玩具屋も花屋の君もいるじゃないか 君達の世界を創るのに時間がかかりすぎてしまったけれど 僕は君にまた恋をしてもいいかな しかしそれには少しばかり歳を取りすぎてしまったけれど 僕は天国へ君達を持っていってそこで種を植えて花を咲かすよ そして永遠に君達と暮らすよ
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