ノルウェイの森/はじめ
 
地下のようだ
 僕が助かる方法は僕が書いた詩を誰かが何人かが読んでくれることだ
 そうすれば僕の背中に立派な羽が生えてみんなの力のおかげで君の元へと行けるのだ
 本当の空は真っ白で 太陽が燦々と輝いている
 君のいる街は雲の上にある
 僕はその街の家を一軒一軒回って君を捜し続ける
 そして君に伝えられなかった言葉を告げるのだ
 君のことを詩にして書くことを僕はしてはいけないと思う
 でも君への想いを具現化して書くことは許されるんじゃないかと思うんだ
 この主題歌のピアノは君が街から弾いているんだね
 君が作曲した
 なんて君の奏でる伴奏は素敵で上手なのだろう
 僕は鬱蒼とし
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