短編「The First Encounter」/
板谷みきょう
半端な愛にぶら下がりながら、哀しみに泣きながらじっと耐える事が、格好良い事だと虚勢を張って暮らしている。強く結ばれるはずだったのに、最後は一人残されてぶざまな笑い者として、道化者の仮面だけを被り続けるしかないのかも知れない。生きてる屍と呼ばれ、太宰にもなれずに生きるしかないボクの暮らし。
その全ての始まりは、うるさい位のジャズ喫茶での偶然の出逢いからだった。
(※佐々木好の歌より抜粋)
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