ま/
恋月 ぴの
その上目遣いのまなざし
裾に纏わりつきながら
思いっきりの
甘え声で
欲しいものをおねだり
あなたの笑顔は。わたしの総てだった
もう少し我慢したらと
皆に言われた
おとこのひとなら誰でもあることと
友だちになだめられた
それでも
浮気を許せなかった。わたしがいて
幼いあなたを
手放すつもりなんて
なかったのに
抱きしめたい
つよく
もどかしい。手の届かぬところから
あなたの
幸せ
わたし。祈っています
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