合コン帰りに思うこと 2/んなこたーない
葉を読者に忘れさせる解毒剤は
ただひとつ、完全な誠実があるのみだ、と私は深く確信している」
「ひとは何事をも知り得る、ただ自己を除いては」
もしぼくがいわゆるコギトについて考えるとしたら、興味の的はスタンダールただひとりになるだろう。
その理由は単にぼくが彼のファンだからである。
「詩の神は死んだが、疑いの精が生まれた」
スタンダールが語り尽くされることはないだろう、とヴァレリーは言っている。
これ以上の賛辞は他にはない、とも。
もし相手の女性から新鮮味のある反応が得られなくなったのならば、素直にヤリ逃げするのが得策である。
語り尽くされたものにしがみつく、これ以上の無益は他にはない。
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