僕は神様/はじめ
 
うな低い悲鳴を発した後、僕は無我夢中でその女を殴り倒し、か細い首を力一杯絞めつけながら、全身全霊で何十年もの間溜めていたものを彼女の中に吐き出した。
 
 
 行為の後、女には既に脈が無く、力尽きていた。首には締めつけられて圧迫された跡が蒼い首輪のようになっていた。陰部からの出血多量で、彼女の周りには大きな血溜まりが出来上がり、僕の下半身もまた、その中に埋もれて真紅に染まっていた。彼女の裸体には無数の血滴が降り注いでいて、それは死の惑星が集う小宇宙のようにも見えた。自分のスニーカーに視線を落とすと、真新しい血痕がこびり付いていた。以前あった血痕の上に被さるようにして、それは紅い光沢を帯びてい
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