愛だとか、生きるだとか、/わら
張り裂けんばかりの絶望を背負って、
オマエは地面へとめりこんだ
オマエにとっての光など、
真夜中のテレビゲームからこもれ出る
ブラウン管の明かりか
薄暗いビデオショップでの
天井からの蛍光灯くらいだったんだろう
オレは、そばには行かなかった
見て見ぬふりをしていたからな
あふれんばかりの共感も、
望んだものを手にするには
ジャマなものでしかなかったからな
何気もないそぶりで笑っているよ
明るさをつくろえるなら、
大声で笑いとばしているよ
聞こえてくる囁きもふりきれずに
こだまする声にマミレながらで
[次のページ]
戻る 編 削 Point(14)