雨粒/
ツ
雨粒のあとの
あすふぁるとの
体温に
つややかな葉っぱの
滴のうごめきに
まちはゆっくりと
からだを起こす
花も葉っぱも
アイスみたいに溶け出して
雲と交わる
鳥のこえは
あらゆるものに
はね返ることなく
午後をいっそあいまいにする
しずくにのって
したではじける
滴がはじける
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