水と、。/
ヒロセ
透明 への 憧れ
水辺にできた 澱みを含む水溜まり のように
すぐ側に それ はあるのに
透明 への 執着心
水辺に佇み その 色の無い色 に融けることを想う
色 を持ってしまった 私
透明の中から見た世界 は
あまりに沢山の 色 を持っていて
透明の中に居る私 は
あまりに沢山の 色 を持っていて 悲しい
掌に落ちた 涙 だけが 透明な私
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