プシユヒヨ・アナリユーゼ/はじめ
 
の子は狂っているんです。一生治りません。この話は本人が傷つくから内緒ですよ」と手を回しておいた 叔母さんは完全に僕を信用仕切っている 馬鹿は医者を信用仕切るのだ 君は僕にしか感情を抱けなくした 僕は結果が出るまで納得しない人間だから こんなことで喜んではいない 本当に大事なのはこれからなのだ
 着実に君は 僕のものとなっている
 さぁ 抱きつくがよい この〈神〉と呼ぶに相応しい賢明で歴とした僕の元へと…
 診察が終わる 君は笑顔で会釈をして部屋を出て行く
 いつものことだ













 そんな僕の名は フロイトだ
戻る   Point(6)