樹海/043BLUE
 

君の息の根が
僕の掌から
僕の体へと

あどけない
君の命の
木漏れ日で

僕の
瞳孔が収縮する



そろそろ
帰らなきゃ

震えが
止まらないほどの

孤独の森へ



そろそろ
行かなきゃ

だれも
傷つけることの
できない

この光の
向こう側へ



闇へ

果てしない

闇へ

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