マニアは誰か/んなこたーない
に凝ったことがあるのだが、
それもネタ元はほぼネットから拾ってきたものだった。
ただ、情報源としてならいまだに書籍だって負けてはいない。
ぼくは秋田昌美「ノイズ・ウォー」、鈴木孝弥「定本 リー“スクラッチ”ペリー」
Mitch Rosalsky「Encyclopedia of Rhythm & Blues and Doo-Wop Vocal Groups」など
常にチンジョウに置いている本が何冊かある。
その他、口コミで伝達される情報もあれば、現場から直接採集してくる情報もある。
結局のところ、一時期あれほど熱を上げたわりに、というかその反動か、
今ではぼくはネットに軽い幻滅感を覚えている。
これはまったくのぼくの過失で、一瞬でもネットが万能であるかのような幻想を抱いたことによる失敗である。
好事家とは社会と切れた存在なのであるから、それ相応の代償を支払わなくてはならない。
それが嫌ならば、ポリス的動物のまま満足しているべきであろう。
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