呼吸/わら
 


月並みな花が咲くころ、
ぼくは、大手をふって歩けるのかな?


想像なんて、
いまは、できやしないけど、

きっと、
想像以上に、現実は、
ぼくらを前へと押し出していくんだ


あたまの中の思想なんて
びっくりするほど他愛もなくて


なにも、まとまっちゃいないのに、
自然の息吹は、その呼吸をやめやしないからね


気遅れして、
つまづきそうな ぼくは、

そんなふうにしながら、
生きてるって歩みを飲み込んでいくんだろう




ほら、もう、

着込んだ今の身なりのままじゃ、
カラダは、
汗ばみはじめるようになった

















戻る   Point(9)