フィクションのファンクション/猫のひたい撫でるたま子
 
しなやかに雨

しなやかに現実


必要に駆られて夢を見てるのは数時間のみ

終わってしまえば、夢も食べ物に取って変わる



声が枯れる

煙草が不味い

腰が痛い

ピアスが合わない



手を振れば、投げキッスがかえってくる

不意打ちの恋なんてゴロゴロと存在する


配慮の足りない灰色の時間にはさようなら





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