井の頭線、向かい席の独り言が聞こえた/
猫のひたい撫でるたま子
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朝の井の頭線ってすごい。
ピンクのハンチング帽に、オレンジのパーカー、痩せ型、すね毛が見えるくらいの黒いパンツ、青と赤のりんご模様の靴下、ひざに置かれた携帯電話はシルバーでした。多分au。多分フリーター、質屋か松屋でバイトをしている感じ。声は低く響く感じで、顎鬚だけが妙にセクシーでした。
すべて記憶の限りノンフィクションです。
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