お姫様と王子/はじめ
も先に感じて王子は鉄格子の前に立っていた
お姫様は鍵を外し 涙を浮かべて王子の手を握った 一目逢った時から貴方を愛していましたと言った すると王子も私も貴女と目が合った瞬間から愛してましたと言った
お姫様は王子に出ましょうと言った すると王子はでも民達が牢に… と途惑った しかし兵士が中の異変に気が付き入ってこようとするとお姫様は さぁ 早く と急かして王子の手を引いて城から抜け出した
二人は白馬を走らせて遠い森に着いた 森の中を歩いていると 月の光に水面が照らされて輝いていた湖に着いた お姫様と王子は馬から降りて時間の感覚が麻痺するぐらい長く抱き合った 森の精霊達は決して結ばれること
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