小説・疑惑のぽえむ君 (複数人説)/ぽえむ君
目的でそんなことをわざわざするんだよ。」
「そこが謎なんじゃない。多分なんだけど…。」
「うん。」
「謎な存在を創り出したいのかもしれない。
年齢も住んでいる場所も、職業もわかりそうでいてわからない。
そんな謎な存在でいたいのかもしれない。」
「なんでまた?」
「みんなに全ての可能性を持っている、そういうイメージを持たせたい
のかもしれない。」
「ふ〜ん。」
「それには当然、一人では不可能なので複数で動いているのかもしれないね。」
「『ぽえむ君』という名前とキャラを作るのが目的なのかなぁ。」
「ああ、そうかもしれないね。」
「で、かく話すオレたちっていうのも複数のうちなのかい?」
「それは謎ということで…。」
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