やき奉行/粉末
 
二人門出には大輪の花束を
冷や汗をかくような思い出はいつか
幸せのすきやきに少し甘めのすきやきに

変わらずにいようねって言うのは野暮なもんさ
だってこいつ年取ったらハゲのおっさんかも

二人は蟹食べて うに食べて
寒い夜にはやっぱりすきやき

そのうち 家族がひとりふたり
増えて 小規模なお祭り
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