春とすずしい素肌には/吉岡ペペロ
 
風やひかりにお任せして

すべて水いろに忘れよう


春とすずしい素肌には

こどもが銀河の鉄道に

夢や死のあと残します

それでも明るい花々は

身の丈少し揺らします


風やひかりにお任せして

すべて水いろに忘れよう
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