お皿じゃないか/粉末
 
いつもダメでありがとう
君がダメだから僕のダメさも薄れて見える
ダメと言ってもそんなことはない
単純作業はとても得意なのを知ってる
むしろ君はダメじゃないのかもしれない
しかしダメさは否めない
得意なものがない僕は平坦に
ひと通りのことをやっている
対話でも虚勢を張っている
自分でわかってるそれじゃダメ
君は仕事はできないが対話がうまい
打ち解けるのが早い

僕より仕事がダメと見なされてる君に
多くの人が小言や文句を言うけれど
愚痴をこぼせるのは君だから
これはお皿の経験論だ
意味は考えてない
意味のわからないこと言っても
うなずいて聞いてくれる人
青のりついたまま話せるのは
君だけなんだ実は
安いプライドを誇って見せれられるのも
なんて恥ずかしいことは言わんぞ
察するな
察してても黙ってて


戻る   Point(4)