神様が舞い降りた夜/はじめ
様の降臨を今か今かと待ち侘びていた
すると雲霞が中心から分かれていって 全ての星が眩しく輝いて目を開けると そこには一人一人によって姿を変える神様がいらっしゃった
神様の姿が同じように見える者は結ばれる運命なのだと本で読んだ
僕と君は同じ姿の神様を見ていた
僕と君は笑顔になって手を固く握り締めた
対になったドラゴン達が絡まって炎を吐き 冬の妖精や様々な精霊達がきらきらと輝く星屑を振りまいて人々を喜ばせた
僕達は神様にお辞儀をした そして夜のカーニバルを飽きることなくいつまでも眺めていた
僕は次君に会う時は必ずこの想いを伝えようと思った
そしていつまでも君と幸せになって暮らしていきたいと思った
戻る 編 削 Point(3)