無意識/
小太郎
僕はあなたのことは好きだけれど
他の最近出会った、誰のことも好きじゃない
僕が悪いとは思わないけれど
まわりの人間が悪いというわけではない
合わないだけ
本当に小さかった頃の僕は、
世界中の人と友達になるのは容易いと思っていたから
百人の友達をつくることは
年齢を重ねたらできることだと感じていた
なんとなく意識をせずに感じていたことが叶うと
世界は思いどおり
なんとなくが叶わないと
自分のなかでの正義や理想は
もう行方不明
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