瞳を閉じた森/はじめ
 
ージと好きな曲はすぐにMDを一杯にし日々が過ぎていく内にMDは山積みになっていったね
 一年の6月から初めて 学年が上がって違うクラスになってもMDの貸し借りは続いたね
 学校では直接話さなくなったけども
 ある日僕は真剣に君に恋してると気が付き MDに告白と僕が生まれて初めて買ったCDである ECHOESの『愛をください』を入れた
 翌日いつものように下駄箱にMDを入れて次の日に戻ってくるのを期待していた
 けど翌日僕の下駄箱にはMDは入っていず 君の下駄箱にも入っていなかった
 君は続けて学校を休んだ 君の数少ない一番仲の良かった友達に聞いてみると 放課後もう一度来て と言われた
 学校が終わって 友達の所へ行くと 君は学校を辞め ここから遠く離れた県の障害者施設に入ったと聞いた
 君は昔好きな人を失った それから心の病に冒されるようになった 僕のことを愛していると言ってくれた けどその人のことを忘れられないと泣いた そして最後にDREAMS COME TRUEの『LOVE LOVE LOVE』を入れて僕の元へ送り 君は睡眠薬自殺した
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