空飛ぶ機械のための習作/はらだまさる
て、ぼくは現実の世界に瞬時に帰ってきて歩き出したのですが、横断歩道の中央で訳もわからず涙が止め処なく溢れ出し、ぼくは大声をあげて泣いたかと思うと、次の瞬間には記憶がなくなっていて、気が付いたら横断歩道を渡ったところで気絶して倒れてた、というようなことがありました。
だから何なんだ?何がいいたいの?単にクスリでもやってたんじゃねぇの?って思われそうですが、前日の夜から頭痛が酷くてあまり眠れずぼーっとしてたけど、変なクスリはやってませんでしたよ。その前後の記憶がないのは確かですけど。で、ぼくはそれ以来、友達でも誰でも面と向かって人と話していると、ぼくの発した言葉に対する反応その人のこころの中が
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