空飛ぶ機械のための習作/はらだまさる
ょ。それは本当に死に物狂いの、多くの犠牲のうえでの進化やったんやろうなぁと思います。百年後の劇的な進化は無理かも知れへんけど、サイボーグという可能性でなら、空を飛べるかも知れん。肉体も一万年後には進化して、翼が生えているかも知れん。そんなのは誰にもわからんのちゃうかなぁと思います。もし未来に地球上が水没しても、この大空でぼくらの子孫達は自由に空を飛んで、今のぼくらと変わらず、本を読んで、恋をして必死に生きているかも知れんもんね。
今を生きるぼくらが、絵空事だと思ってはじめから諦めきってしまってることを、はなっから出来ないと諦めていることを真剣に、必死に想い、強く想い、願い、努力し、祈り続ければ
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