空飛ぶ機械のための習作/はらだまさる
まう根源的な諸問題を、意志によって手放す装置として。
おのれの感情に、生かされ殺されているのが今までの、そして今現在の人間です。もちろん、このような「人間機械論」にはまだまだ色々な問題を孕んでいるんやろうとは思います。『アンチ・オイディプス』なんかをみんながちゃんと読めれば解決する問題かもやけど、この世界にはそんな暇人ばかりじゃないからそれも問題な訳やけどね。あらゆる現象に機械的に反応するのを否定出来んのやったら、この瞬間にも世界のどこかで起こってるであろう殺人、その咄嗟の反応で人を殺してしまうのも機械的な反応のひとつやと考えられるし、それを機械の自己表現やとも受け止めなアカンでしょう。そして
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