極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望/はじめ
 
君を信じた瞬間に
 僕は極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望の中へ突き落とされる
 僕は身を縮め吹雪に耐えながら
 誰が来るわけでもないのに襲われる妄想を胸に抱き 狭苦しい空間がぴったりと全身にくっつき 君が誰かのことを好きなのではないかという絶望に悩まされる
 僕はその三つの苦に苦しめられ その果てに楽園が待っている
 僕は君を様々な妄想をくっつけて信じられる 君との楽しい毎日を空想する 君の春の土手にうつ伏せして秘密の内緒をする
 君は春の妖精のように見える 僕は春の妖精と完熟した甘い恋をして桃色の森の切り株の上で愉快なセックスをする
 君はキュートな絹のミニスカートドレスを着てい
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