散歩/as
 

焦げ臭い街並みの

そらは今日もいい色をして

僕の上


てちてちと歩く

君と

ふたり


歩幅じゃなく

こころの、深いところで

わかりあえたらいいのに


僕の髪の影が

垣根にはりつき

きみに溶けたよ


いじわるな思いや

ヒトへの恐怖が

胸を渦巻くけれど


たぶん

あえて

そのままでいいんだ、それは。

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