サンプリングか?恋愛感情か?/猫のひたい撫でるたま子
 
な私を垣間見て走って逃げて行く。嫌われる程に愛されているのかもしれない。私はカンチガイを恐れない。頭がいい人なら、生身以外の私を愛してくれる。

これから片思いでなく、恋愛をすることが本当にあるのだろうか。

私を本当に好きになる人がいたとして、私と恋愛をして永く幸せになる人なんて居る気がしない。


かつていた私の中の弱い女は死んでしまった。


弱く泣く女

強く泣かない女


どちらで居ようと、景色が変わるだけ。自分なんて定義できない。ただ泣いてばかりいては、どんなに美しい景色も滲んでちゃんと記憶することができない。

それにしても、恋愛を懸命に分析したところで、恋愛は上手く運ばない。恋愛でなく、恋愛について想いを馳せるのが一番好きなのかもしれない。


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