現代詩のマークシートテスト その2/木棚環樹
摘されて回収騒ぎになったという話題から、ある意味「ナッチ」は写真集でなく、詩集として世間に認知された物だと解釈してナッチは詩集。詩人と言ったときに、現代詩手帖・現代詩文庫系の人達をイメージする人と、326・相田みつを・銀色夏生・三代目魚武系をイメージする人たちとの文化的断絶がすごくて、両者が詩について互いに会話する時の共通の語彙がない状況が詩的で面白いと思う。前者を活字詩・現代詩として後者をネット詩・ポエムとしたとき、私は両者とはまた別の朗読詩の位置におそらくいるので、その立場から歌える詩は詩で、歌えない詩は詩じゃないとすると、326(ナカムラミツル)著「歩み出せない君に53の羽言葉 音楽映画館3
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)