「蝉時雨騒がしく」/Taka★Hajime
蝉時雨騒がしく
肌には触れぬが耳障り
気紛れな通り雨は
降っては止み
降っては止み
風は通り過ぎるも
雨雲は歩む道を迷っている
今宵の空は騒がしく忙しく不安定
暑くも日の照り射さぬ日
傾ぐ首の戻らぬ日
余計に気になる物の多い今日
人の心の天秤も狂う事だろう
ならば其の不快感、不信感、不安感、
不明瞭な其の心
この天気の御陰と言うべきか
アスファルトの焼ける今日
気持ち心成しか下向きに
其の心
天気の善し悪し縁も無く
ただ途方無く続き臨める雲空に
憂鬱浸っては次第と首が下へ落ちて行く
ただ其れだけの事
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