絆創膏/
海月
此処を離れるか、君が離れるか
どちらを選べないままに日々が過ぎていった
気づいたら君が隣にいなかった
心が引き裂かれた
絆創膏を張っただけじゃ直ぐに剥がれて
内側から君との思い出が溢れて
君がいない場所に君を創る
僕はこんなにも君を愛していた
今になって気づく
掴んだ手の中は虚しく
だけど、君の心に触れた気がした
そろそろ絆創膏を要らずに傷を塞げる
そして、瘡蓋が出来て
ちゃんと傷が癒えて
その時に君の事を忘れれる筈
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