usumurasaki/はらだまさる
プラッチックな つるり ひかる 太陽を捉えた時
つるりとした 夜になる 弱酸性の 淡い視界には
三頭の イルカが現れた
くちにふくむと それは
以外にも簡単に 弾けた それは 奇跡的な景色で
きみは迷わず 眼を閉じ
きみも夜に 夜になった シャッター 押したんだ
声を 漏らす 夜だから
赤茶けた 封筒に太陽を イルカが きみに気付き
落として 青空を孕ませ その巨体が 優雅に震え
ほくそ笑んで 封をする きみに ちかづくために
引出のなかに 投函する 絹の海を 舐めるように
宛名など ある訳がない 粉砕する うすむらさき
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