私の詩作作法/六崎杏介
 
生響氏の作品に出会う。今の書き方は、音を契機として二重像-ダブルイメージ-とリズム-世界との調和としての-を融和させる作業として文字を並べる手法にしている。また、キリスト-ユダヤの神話への憧憬が強く、失楽園以前の楽園風景を、人工的な語のみを以て描いたMecanicalMadrigalといったものがある。契機は音だ、それが象とリズムを誘いだす。こうして書いています。いずれ詩的遊戯について書きたく思いますが、未生響氏の著作「詩的遊戯術」が啓佑堂より刊行されますので、是非皆様にも読んで頂きたい所存であります。
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