*夢心地*/ちと
 
ほかほか陽気の午後

誰かの肩に寄り掛かりたいような
一人きりでぼんやり過ごしたいような

暖かくて穏やかな日曜日

 ― 夢心地 ―

はたはた揺らめく洗濯物

待ち侘びた春到来の知らせか
変わりばえしない日常のしるしか

淡くて曖昧な日曜日

 ― 夢心地 ―

そろそろ

会いに行かなくちゃ

けれども

未だ

夢現(ゆめうつつ)半ば
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