*青白い街灯の下*/かおる
 
さくらの便りが届く頃にいつも思う

4月が新年度だからか
裸ん坊だった樹々が
色を着飾っていく時期に呼応するように
春は変化のとき、旅立ちや新しい出会いが

その大事な一歩を踏み出す為に
寒く厳しい冬の間に
じんわりと/急激にでも
まだまだ留まっていたくても
変わる為の用意をしないと

もう二度と戻って来ない今だから
堪能しなきゃもったいないし
目標に向かって突き進まなきゃならない
やり直しはきかなくても挽回はできるはず

(サクラは咲くよ)

手に入らなかった夢を憶い
さめざめと泣き暮らすのは簡単だけど
臆病風に吹かれて縮こもりもせず
また次の夢を追
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