きゃらめる 9/アンテ
 
なんどもくりかえされていて
わたしのことを
なんでもしっているように
ときあかすくせ
きもちをことばでしょりしてしまう
きみょうなてがみ
をもらった
なんども
よみかえすうち
はたときづいた
あなたがいつだったか
わたしにぴったりだといって
くちずさんでいた
うただった


  8

ざわざわ
しゃべっていた
じょうきゃく
ぜんいんが
ぐうぜん
どうじに
おなじことばをいった
がくえんさいの
がっしょうだんみたいで
おかしくって
おもわずふきだしたら
はずかしそうなめせんの
しゅうちゅうこうげきにあった
ちょっと
うらやましかった

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