モノトーン/スクリーン/捨て彦
しろとくろのあお
しめったスクリーン
誰もいない建物の隙間で出会う
たどたどしい顔の崩れた思い出
食用になって別れを告げても
未だに誰からの電話もない
月曜の深夜から高速道路が
あんなにも青く燃えているというのに
(ありがとう)
ありがとう
昼間になって理想が掲げられた
そしていつものランチ
重量に気を配りすぎて
ことさらの再確認をまた
間違う
瓦礫の
中に埋もれていた手袋の
持ち主が笑ったとき
それとは違うところで
建物の高層を感じている、
物体
物体
おお
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