眠れ/水在らあらあ
 






体のことを思えよ
おれの
体のことを

体のことを思うよ
おまえの
体のことを

体がいいから
おれたちの
体がいいから

おまえの肌のきめを
北から南へ愛して
南から北へ逆らって

東から西へ旅して
西から東へ帰る

互いの体を巡礼してまわる
そこここで 湧き出るワインを飲んで
それは星ぼしをめぐる巡礼よりも遠く切ない喜びに満ちている

みぞおちに落ちて
そのくぼんだ静寂に
かなしみを
くれてやる

みぞおちに落ちて
そこに刻まれた涙の海に
歓喜を
あげるわ

手から 足から
わき腹から
額から
虹を
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