アンブレラ/瑛治
 
1つ屋根の下
君の吐息が
髪を揺らす
 
透明の境界線が
越えられなくて
今日も左肩は冷たい
 
4?の世界を
1?の世界に変えることができたら
なんて思っても
左肩の冷たさに
夢は打ち破られる
 
走り出した世界は
ただ冷たく
 
だけど僕の体には
それがちょうどよかった
 
いつか
黒板の隅にでも
描かれる日を夢見て
 
今日もまた
左肩は冷たい
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