蒼月斬夜/
彌月
ただ その手を 恋しがり
ただ その温もりが 欲しくて
ただ その瞳に 映りたくて
ただ その胸に 抱かれた
泡沫の時
幻の 時
それでも重なる鼓動は
嘘じゃなかった
心を
疑うなら
抱かないで
泣き散らし心が乱れた
月が蒼かった夜
私は
紅く
染まった
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