「許される日まで」/和 路流(Nago Mitill)
 
 そうして辿り着ける天国などないから
私は この地上を 許しを求めて彷徨う
たとえ 形の無い彼方の神が私を許すと言っても
私が私を許せない限り 真に許される時は来ないのです

それでも 何時かは自分を許せる私になりたいから
旅することを 私は止めない
最後は 自分を許して空へ旅立つことが出来るように
私は 立ち向かい 戦い続けたいのです

許される日まで


                
          (2007年・筆)
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