「許される日まで」/和 路流(Nago Mitill)
許されることを望む 孤独な魂が
最後に頼るべきなのは
形の無い彼方の神なのでしょうか
でも無神論者には 辿り着ける天国などありはしない
たとえ 世界中の誰もが私を許すと言っても
形の無い彼方の神が私を許すと 誰かが言っても
私が私を許さない限り 何時までたっても この心が軽くなることはないのです
この途方もない罪悪感が どこからやってくるのか
私には分からないのです
大それた犯罪をなしたわけでもなく
どこまでも ただ普通に生きてきたはずなのに
私の中の誰かが 私を責め続ける
私を許さないと 胸の奥底から叫ぶのです
無神論者には そ
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